先日、江戸川区にある老人ホーム施設様よりご依頼をいただき、不用品回収の作業を行いました。ご家族の方が施設を退所されるタイミングで、ベッド周りや収納の中の私物、生活雑貨、衣類、寝具など、多くの物品が残っていたため、回収と処分を一括で行わせていただきました。
(老人ホームのイメージ写真)

【作業前の状況】

![]()
作業前の写真をご覧いただくとお分かりのように、ベッドの周辺には多数のゴミ袋が積み上げられ、布団や枕、箱類、衣類、介護用具などが混在している状態でした。身内の方が必要な物と不要な物を仕分けをある程度して頂いていたので、袋ごと搬出するのみで短時間での作業です。
老人ホームでは衛生管理が大切なので、なるべく埃をださないように、また騒音などなるべくないように、迅速かつ丁寧な対応での作業が求められます。
施設内という性質上、以下の点に特に注意を払って作業を行いました。
【作業時に注意したポイントをいくつかあげたいと思います】
-
静音作業の徹底
高齢者の方々が生活している空間ですので、極力音を立てず、話し声も控えめにして作業を進めました。重い物を運ぶ際も、床を傷つけないよう音の少ない台車を使用し、静かに移動をします。 -
共用スペースの配慮
廊下やエレベーターは他の入居者や職員の方も利用されるため、台車などの通行も最小限に抑え、通行の妨げにならないようスムーズな動線を確保。
休憩するスペースなどを通る際には入居者様に物がぶつかったりしないように配慮も行います。 -
仕分けの丁寧さ
ゴミ袋の中には貴重品や書類が混ざっていることもあるため、作業前にご家族と確認を取りながら、廃棄してよい物か最終確認をしながら搬出。
誤って必要な物を処分してしまわないよう注意が必要です。 -
感染症対策
施設の方への体調報告を行い、作業前の体温測定、マスクの着用を徹底します。
【作業後の様子】

![]()
作業後の写真では、ご覧のとおりベッド周辺がすっきり‼️と片付き、清潔な状態に戻っています。施設の職員様からも「これで次の入居準備がすぐにできます」とお声をいただきました。
身内の方は、この部屋を片付けることは、遺品整理、もしくは生前整理といった悲しい片付けでもあるからです。
私も祖父が入居していた施設を自ら片付けたことがあります。
奇麗に片付いたと安堵する気持ちと同時に、この部屋には、大切な人の面影があったはずなのに、それが一瞬でなくなってしまう・・
こんな気持ちで複雑でもありました。

老人ホームでの不用品回収は、一般家庭とは異なる注意点が多くあります。
ご依頼主様や身内の方の気持ちを常に考え、少しでもお力になれるように日々努力をしたいと思います。
-1.jpg?1761517426)

-1280x320.jpg)













